【面白い】ビジネスで使える心理学の種類【仕事・副業】

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ビジネスで使える心理学を教えて!
  • ビジネスは難しい・・・
  • 仕事や副業で全然成果が上がらない・・・

本記事ではこのような悩みを解決します。

ビジネスの現場は行き着くところ、人と人との取引です。

そのためビジネスで使える心理学を学ぶことが成果を上げる手段の1つではないでしょうか?

そこで今回はビジネスで使える心理学の種類をご紹介します。

シャルパンティエ効果

内容

シャルパンティエ効果とは、例えられたものをイメージで錯覚してしまう心理効果をいいます。

例えば、10kgの石と10kg羽毛だったら10kgの石の方が重く感じてしまいますよね。

実際はどちらも10kgと言われているので両者に違いはありません。

別の例だと、「ビタミンC1g配合」と表記されているよりも「ビタミンC1000mg配合」と表記されていた方が、ビタミンCが多く入っているかのように錯覚してしまいます。

ビジネスでの具体例

A:20%OFF!さらにレジにて10%OFF!

B:30%OFF!

AとBでは、どちらも30%OFFであることに変わりはありません。

しかし、Aの方がお得に感じてしまうのです。

この具体例は料金を2段階で割り引くことによってお得感を演出しているのです。

また、世の中の商品は¥390や¥2,980のように価額が位をまたぐギリギリのところで設定されているケースがとても多くあります。

これも消費者が安く感じてしまう施策が打たれているのです。

ハロー効果

内容

ハロー効果とは、ある対象を評価する時に1つの目立つ特徴に引きずられて他の特徴が歪められてしまう心理効果をいいます。

例えば就活の時に難関大学出身というだけで学力や能力だけでなく、生活態度や気遣いなどの内面の部分もよく見えてしまうということが起こります。

ビジネスでの具体例

スーツなどの身なりがバシッと決まっているビジネスマンの方が頼れそうな印象を与え、成約率を伸ばすことができます。

また、お店やウェブサイト(トップページ)の外観が魅力的であると、売られている商品やサービスなどにも好印象を抱くという傾向があるのです。

社会的証明の原理

内容

社会的証明の原理とは、ある状況で自分の行動よりも多数の人がしている行動の方を正しいと認識してしまう心理現象をいいます。

例えば行列のできるラーメン屋はおいしいに違いないと思ってしまうのが人間心理です。

また、AとBどちらかを選択する2択のクイズがあったとして、自分はAだと思っているのに自分以外の全員がBを選択しているとBが正解なんじゃないかと思ってしまうということがあります。

ビジネスでの具体例

ネットショッピングをしている時に「累計販売数〇〇個突破!」という文言があると、つい購入してしまうということがあります。

また、Amazonや楽天で商品を探している時に、レビューが多くついているものを買いたくなるということはよくあります。

確証バイアス

内容

確証バイアスとは、物事を証明する時に自分の先入観や考えと同じような情報ばかりを探してしまう心理現象をいいます。

例えば「朝のジョギングは体に良い」という考えを持っている人がその真偽をネット検索で確かめる時に、朝のジョギングに関してポジティブな情報ばかりを探してしまうということが起こります。

また、「都会の美容院は料金が高い」というイメージを持っている人が東京にきた時に、たまたま入った美容院のお店で料金が高いことを確認したら、「やっぱり都会の美容院は料金が高い」と認識して、自分のイメージは正しかったと再認識してしまうのです。

実際は都会でも料金の安い美容院はたくさんあります。

ビジネスでの具体例

「起業・投資はリスクがあるからやめた方がいい」

これは今までの教育や周りの人たちから言われることによって植え付けられた先入観です。

現在ではコストとリスクを抑えて起業することができますし、投資においても正しい知識をつけて行えば必ずしも大きなリスクしかないということはありません。

このような確証バイアスで機会損失を被っている例は世の中に溢れかえっています。

松竹梅の法則

内容

松竹梅の法則とは、商品の価額を3段階にわけると多くの人は真ん中を選ぶという心理現象です。

この現象は、「品質の良いものを選びたい」という欲と「支出を抑えたい」という欲がぶつかるために起こります。

ビジネスでの具体例

メニュー表において、3段階の料金設定をして、販売したい商品・サービスを中間の価格に設定すると、料金が3つのうち真ん中である商品・サービスは売れやすくなります。

認知的不協和理論

内容

認知的不協和理論とは、人が矛盾に遭遇した時にストレスを感じてどちらかの認知に合わせて納得しようとする心理現象をいいます。

例えば知人に飲み会に誘われて時間とお金を使って参加をしたけれども、生産性や楽しさを感じられず、有意義な時間を過ごせなかったということがあります。

この場合、「時間とお金をかけたこと」と「有意義な時間を過ごせなかったこと」という両者で矛盾が生じますが、発想を転換して「有意義に過ごせない時間も大切である」と考えることでこの矛盾を解消します。

ビジネスでの具体例

「たくさん食べても太らないスイーツ」

「英語が上手くなりたいなら勉強をやめなさい」

このような商品名やキャッチコピーは認知的不協和の解消のために購入しようとする心理が働きます。

ディドロ効果

内容

ディドロ効果とは、あるものを購入した時にそれと関連のあるもので統一したくなる心理効果をいいます。

例えばおしゃれな靴を購入した時にパンツやトップスもその靴の雰囲気に合ったもので揃えたくなるという心理が発生します。

ビジネスでの具体例

インテリアを一式揃えたいというお客が家具屋を訪ねてきました。

お客はあるテーブルが気になり、そのテーブルについての商品説明を店員に求めました。

この時に店員はそのテーブルの商品説明をした後に、お客が気になったテーブルよりもワンランク上のテーブルを勧めたのです。

そうしたらお客は店員に勧められたワンランク上のテーブルをとても気に入り、購入することにきめました。

さらにお客はインテリアのランクを揃えたいという気持ちになり、他の家具もワンランク上のモノを購入していきました。

ツァイガルニク効果

内容

ツァイガルニク効果とは、達成できなかったことや中断した物事に対してより強い印象を持つという心理効果をいいます。

つまり「最後まで成し遂げたい!」や「続きが気になる!」という心理のことです。

例えば実らなかった恋はなぜか長く心に残ってしまうことがあります。

また、ドラマや漫画は続きが気になることが日常茶飯事です。

ビジネスでの具体例

動画コンテンツをYouTubeで一部無料配信をして、ある程度再生時間が進んだところで、「続きを観るには有料の会員登録が必要」と表示するケースはツァイガルニク効果を利用した定番の手法になります。

まとめ

  • シャルパンティエ効果
     →物をイメージで錯覚する心理

  • ハロー効果
     →人や物の印象は顕著な特徴に引きずられてしまう心理

  • 社会的証明の原理
     →多数の人の行動を正しいと認識してしまう心理

  • 確証バイアス
     →自分に都合の良い情報ばかりを収集してしまう心理

  • 松竹梅の法則
     →松竹梅の真ん中を選んでしまう心理

  • 認知的不協和理論
     →矛盾を解消してストレスをなくしたいと思う心理

  • ディドロ効果
     →統一性に安心感を抱くという心理

  • ツァイガルニク効果
     →達成できなかったことや中断した物事に対してより強い印象を持つという心理