【まとめ】男性と女性で異なるマーケティング心理学【ストーリー・訴求方法】

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こんにちは!

今回はマーケティングに関するテーマから。

悲しいことに、恋愛において男性と女性はわかり合えないとよく言われてしまいます、、、。

それはマーケティングにおいても同じことです。


なぜ男女でお互いのことをわかり合えないのかというと思考が異なるからです。

思考が異なれば、恋愛における考え方やマーケティングにおいて有用な訴求方法も異なるのです。


そこで本記事では男性と女性で異なるマーケティング心理学について解説します。

とても興味深い内容になっているので最後まで目を通していってください!


※本記事では便宜上「男性は〇〇!」「女性は〇〇!」と決めつけています。
もちろん男性でも女性的な思考をお持ちの方、女性でも男性的な思考をお持ちの方はいらっしゃいます。
そのため個人差は確実に存在するという前提で本記事をお楽しみください。

男性と女性では求める「ストーリー」が異なる

本(おとぎ話)

商品やサービスを販売する上で、「ストーリー」を語ることはとても大切です。


人は「ストーリー = 物語」としてのおもしろさに惹きつけられ、
読み進めているうちに潜在的に抱えている悩みや問題を自覚し、
自然とその商品やサービスを欲しい気持ちになります。



物語の中で商品の効果を疑似的に体験して、
その物語から得られる「教え」をナチュラルに受け入れてもらうことができます。


このようにビジネスにおいて有用であるストーリーですが、
男性と女性では求めるストーリーが異なります。

では男性と女性それぞれどのようなストーリーを求めているのでしょうか?

男性が求めるストーリー

平凡だった主人公が自分の使命を自覚し、
同じ志を持つ仲間とともに試練をくぐり抜けて成長していく。

勇敢な戦士として怪物と戦い、
古い秩序や価値観を壊して新しい秩序を打ち立て、世界を救う。

凱旋を果たした英雄は多くの人々に賞賛され、名誉や財宝を手に入れる。

世界を救う「使命」を自覚
  ↓
ゴールに向かって「試練」をクリアしていく
  ↓
旧来の価値観や秩序を「打ち壊す」ために戦う
  ↓
世界を救って「凱旋」し「ヒーロー」になる

つまり、男性が求めるストーリーは、

努力して困難を乗り越えて、現在の延長線上にある理想を手に入れる

という展開。

女性が求めるストーリー

今の状況に漠然とした「違和感」を感じている主人公が何かのきっかけで
「自分が何者であるか」に気づき始めるところから物語はスタートする。

自信を持って活き活きと輝く「新しい自分」になって
「これまでの延長線上にはない未来」を生き始めること自体がゴールなので、
「ご褒美」としての名誉や財宝、他人からの評価は必要ない。

「自分らしさ」を取り戻し、「自己充足」することこそが究極の目的であるため、
ヒーローのように名をあげて故郷に戻ることもない。

物語の結末は「シンデレラ」や「人魚姫」のようにこれまで生きてきた世界から断絶された「新しい世界」に行ったっきりである。

もしくは「アナと雪の女王」のように戻ってきた世界自体が次元が1つ上がった「新しい世界」に変化しているため、
これまでの延長線上ではない「自分らしい暮らし」が新たにはじまることである。

「未来の自分」は何者であるのかを自覚
  ↓
本来自分がいるべき「場所」に近づく
  ↓
古い世界に「押し止めようとする力」と戦う
  ↓
「新しい世界」で「自分らしく」生きる

つまり、女性が求めるストーリーは、

現在の延長線上に理想はなく、努力が不要なあるきっかけで理想像(本来の自分)を手に入れる

という展開。

このように男性と女性では求めるストーリーがこんなにも違うことがわかりました。


ビジネスにおいてストーリーを語る場合は、

主人公たちが「得たい結果」
      ||
自分の商品・サービスによって
得られる「理想像」


となるストーリーを語ることが効果的です。


これによって理想像を得るために必要な商品やサービスを「欲しい」という気持ちにさせることができます。

男性と女性それぞれが商品やサービスに求めるもの

ランプ

男性と女性は商品やサービスに一体何を求めているのでしょうか?

それは以下の通りです。

男性が商品やサービスに求めるもの

そもそも男性は客観的な評価を求める生き物です。

つまり、自分以外の他者からの評価を必要としています。

例えばモテたい、名声をあげたい、有名になりたいなど。

これらはすべて他者からの評価で成り立っています。

したがって、男性は商品やサービスに対して他者からの評価を得られるものを求めているのです。

また、ストーリーのところでもお話したように、男性は現実的に獲得可能な未来の新しい自分を求めているため、「成長」がキーワードであると言えるでしょう。

女性が商品やサービスに求めるもの

女性は男性と違って他者からの評価を必要としていません。

では女性は何を求めているのか?

それは主観的な満足です。

女性は自分自身に納得し、自己充足感で満たされていれば他者からの賞賛や評価などは必要ありません。

したがって、女性は商品やサービスに対して自己充足感を満たせるものを求めているのです。

また、ストーリーのところでもお話したように、女性はこれまでの延長線上にはない別の自分を求めているため、「劇的な変化」がキーワードであると言えるでしょう。


ここで、女性がウィンドウショッピングを好きな理由を解説します。

女性はデパートなどに入ると目当てにしていた商品以外にも様々な商品やお店を見て回ります。

これは女性がいつも「劇的な変化」をもたらしてくれる「魔法」を求めているからです。

そんな「魔法」の商品に出会えるんじゃないかと期待を寄せているため、ウィンドウショッピングが楽しくて仕方がないわけです。

男性と女性それぞれの「購入」までの思考プロセス

購入

次に男性と女性それぞれの「購入」までの思考プロセスを見ていきます。

購入までの思考プロセスとは商品やサービスを知ってから購買行動に至るまでどのような感情や考えを経るのかというものです。

ここにも男性と女性で大きな違いが現れます。

男性の「購入」までの思考プロセス

男性が商品やサービスを購入する時は、その商品などについて入念に下調べをします。

ネット検索をかけて同じような商品を比較検討したり、レビューなどの情報を見たりして、ようやく買う決断をするのです。

そのため、買うと決めたら他の商品には目もくれずにその商品だけに集中します。

また、男性は商品そのものに興味があり、買う場所にはほとんどこだわりません。

店員さんの態度が悪かったとしても、安く買えるのであればそこで商品を購入します。

なお、男性は「悩み」が浮き彫りになり、問題を認識し、その問題を解決するベストな手段として納得して商品やサービスを購入します。

女性の「購入」までの思考プロセス

女性が商品やサービスを購入する時は、男性ほど入念な下調べはしません。

なぜなら女性は購入に関して「とりあえず試してみよう」という感覚を持っており、購入は「決定」ではなく、あくまで「お試し」という位置付けなのです。

女性は魅力的な商品を見つけた時に「わぁ、素敵!」と先に感情が動き、その欲しいという感情を頭で正当化し、行動(購入)を起こします。

また、女性は商品そのものだけでなく、買う場所や接客などの体験についても考慮に入れて買い物をします。

そのため、女性は男性のように同じ値段の商品が手に入れば、どこで購入しても変わらないという思考にはなりません。

信頼している、自分のことをわかってくれる人やお店から商品やサービスを購入したいのです。

なお、女性は「そういえば、気になっていた」と思い出し、とりあえず「試してみる価値があるかも」と感じて商品やサービスを購入します。

以上が男性と女性それぞれの「購入」までの思考プロセスになります。


個人的に思ったのですが、ラーメン屋や牛丼チェーン店の客層において圧倒的に男性客が多いことも本記事の考えで説明がつきます。

つまり、ラーメン屋や牛丼チェーン店は高級な接客やお店の雰囲気を求めていくというよりもラーメンや牛丼そのものを求めていきます。

「食事」というよりも「食べる」ということ、もっというと空腹を満たせればそれでいいわけです。

そのため、高級な接客やお店の雰囲気などの、商品とは別の部分にも良さを求める女性にとっては、ラーメン屋や牛丼チェーン店に対するニーズが男性よりも少ない傾向にあるということです。

男性と女性それぞれに対する効果的な訴求方法

人間の頭脳と光のサークル

最後に男性と女性それぞれに対する効果的な訴求方法をご紹介します。

男性に効果的な訴求方法

男性には論理的な文章が好まれます。

論理的な文章とは文章に整合性があり、読者に文脈を読み取らせる負担が少ないものをいいます。

男性は文脈から背景を読み取るのがあまり得意ではなく、書かれている文字から意味や情報をそのまま受け取る傾向があるのです。

そのため、抽象的な表現ではなく、できるだけ具体的で簡潔な文章を書くことが男性に訴求する上で効果的なのです。

例えば性能や数値、スペックなどを記載すると男性にとっては有益な情報となります。

女性に効果的な訴求方法

女性は文脈を読み取る能力が高く、感情的、叙情的な文章を好む傾向があります。

商品説明が言葉足らずでも、イメージを膨らませたり、使用シーンを想像したりと、意図を理解してくれるのが女性です。

そのため、オノマトペと呼ばれる擬音や擬声、擬態語を用いた表現方法を使うことで想像を膨らませ、いいイメージを与えることができます。

一方、女性は文脈や行間からいろいろな情報を読み取る力が高い反面、その文の意味や解釈を自分の裁量で決めたいという思いを持っています。

なので端的に結論を言われたり、断言されたりすると自分の意見を否定されているようなネガティブな印象を抱く傾向があります。

だからといって性能や数値などの情報によって商品を自由に見極めることも得意ではありません。

したがって、「ここが良い!」というようにメリットなどを強調して説明し、女性にほどよく決定権を与えるような表現が効果的です。

まとめ

以上が男性と女性で異なるマーケティング心理学です。

男性と女性の心理を端的にまとめると以下のようになります。

  • 男性は現実的に獲得可能な未来の新しい自分を求めている

  • 女性はこれまでの延長線上にはない別の自分を求めている

  • 男性は他者からの評価を得たい

  • 女性は主観的な満足を得たい

  • 男性は困難に立ち向かって世界を救うヒーローが理想像

  • 女性は今の自分は「仮の姿」で、本来の自分である美しいプリンセスが理想像

なお、本記事は以下の書籍を参考にしました。

この「プリンセス・マーケティング」は女性の思考や感情から購買意欲のかき立て方までわかりやすくまとめられている1冊です。

女性に関する説明をする上で男性の思考なども比較しながら説明されているため、男性・女性関係なく楽しめます。

内容がとても興味深く、男性の私としては女性心理に笑ってしまうところがあったり、
または「今まで知らなかった!」と驚かされるところがあったりと、楽しんで読むことができました。



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以上、最後までお読みいただきありがとうございました。