エンジニアの種類について解説!必要スキルや適性など

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この記事で解決できる疑問や悩み

  • エンジニアにはどんな種類がある?
  • エンジニアが実際に仕事で使っている技術・ツールを知りたい・・・
  • 漠然とエンジニア転職を考えているけど、何のエンジニアを目指せばいいの?
  • エンジニアへ転職するために必要なスキルや適性を種類別に知りたい・・・

エンジニアの種類と言っても、分類の仕方によって種類の数は大幅に増減します。

例えばネット上の記事を見ると、
エンジニアの種類を10〜20コとして紹介している記事が多いようです。

もちろんエンジニアの種類を役割・作業単位で分類すると何十種類にもなるでしょう。

しかし、いわゆる「何エンジニアですか?」と聞かれて「〇〇エンジニアです!」と答える時の〇〇エンジニアの種類は数種類に収まります。

また、本記事では未経験からエンジニア転職する際に選ぶべきエンジニアの種類を4種類としてご紹介します。

これで十分です。

さらに、各エンジニアに必要なスキルや適性を解説します。

エンジニアの種類

本記事でご紹介するエンジニアの4種類は以下の通りです。

・フロントエンドエンジニア

・バックエンドエンジニア

・モバイルアプリエンジニア

・インフラエンジニア

この4種類は、一般的に未経験の人がエンジニアへ転職する時に選ぶべきエンジニアの種類になります。

よって、エンジニア転職の際には上記の4つの中から選べばOKです。

それでは詳細を確認していきましょう。
※ご紹介する内容についてはプロジェクトや組織によって異なる場合もあります。

フロントエンドエンジニア

フロントエンド①

役割

フロントエンドエンジニアはユーザーが直接触れるWebサイトやアプリケーションの画面(UI・UX)を開発します。

デザインから実装までを担当し、ユーザー体験を向上させるために使いやすくて魅力的な見た目や操作性を作り出します。

※UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)について
UIはユーザーが直接操作する要素のデザインや見た目を指し、UXはユーザーの全体的な体験や満足度のことを指します。

仕事内容

フロントエンドエンジニアの仕事は、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術を使用して、
Webサイトやアプリケーションの画面を構築することです。

デザインから与えられた指示や要件をもとに、端末に対応したデザインやUI・UXの要素を実装します。

使用する主な技術とツール

フロントエンドエンジニアは、HTML・CSSを使ってコンテンツの構造とスタイルを作成し、
JavaScriptを使用してユーザーと対話可能な要素や動的な機能を追加します。

さらに、フレームワークやライブラリとしてVueやReact、Angularがよく使用されます。

また、開発ツールとしてはコードエディタ(例: Visual Studio Code)、バージョン管理ツール(例: Git)、パッケージ管理ツール(例: npm、yarn)などが一般的です。

バックエンドエンジニア

バックエンド①

役割

バックエンドエンジニアは、Webアプリケーションやサービスの裏側で動作するサーバーサイドのロジックを開発します。

データベースやサーバーとのやり取り、セキュリティ、パフォーマンスなどを考慮しながら、アプリケーションの基盤を構築します。

仕事内容

バックエンドエンジニアは、サーバーサイドの開発言語(例: Python、Java、Ruby)を使用して、データベースへのアクセスやAPIの作成などを行います。

アプリケーションのロジックやビジネスルールを実装し、フロントエンドとのデータのやり取りを可能にします。

使用する主な技術とツール

バックエンドエンジニアは、開発言語に応じて関連するフレームワークやライブラリを使用します。

例えば、Pythonの場合はDjangoやFlask、Javaの場合はSpring Frameworkがよく使われます。

また、データベースとしてはMySQL、PostgreSQL、MongoDBなどが一般的です。

さらに、開発ツールとしてはバージョン管理ツール(例: Git)、API開発ツール(例: Postman)なども利用されます。

モバイルアプリエンジニア

モバイルアプリ①

役割

モバイルアプリエンジニアは、モバイルアプリケーション(iOSやAndroid)の開発を担当します。

モバイルプラットフォームの特性を理解し、
使いやすくパフォーマンスの高いアプリケーションを作成します。

仕事内容

モバイルアプリエンジニアは、モバイルアプリのフロントエンド開発(画面など)やバックエンド開発(API開発)を行います。

また、UIの実装やモバイルデバイスの機能(カメラ、センサーなど)の活用、データの保存や同期などを担当します。

使用する主な技術とツール

iOSアプリの場合、言語としてはSwiftやObjective-Cが使われます。

Androidアプリの場合はJavaやKotlinが一般的です。

さらに、フレームワーク(iOS: SwiftUI、Android: Android Jetpack)、開発ツール(iOS: Xcode、Android: Android Studio)などが使用されます。

インフラエンジニア

インフラ①

役割

インフラエンジニアは、システムやネットワークの基盤を構築し、アプリケーションの運用・管理に関するタスクを担当します。

また、システムやネットワークの規模・セキュリティなどの要件を満たしたインフラストラクチャの設計を行います。

仕事内容

インフラエンジニアの仕事は、サーバーの設定やネットワークの構築、自動化や監視の設定、セキュリティの強化などを含みます。

アプリケーションのデプロイ、スケーリング、パフォーマンスの最適化などを担当し、運用上の問題に対処します。

使用する主な技術とツール

インフラエンジニアは、クラウドプラットフォーム(例: AWS、GCP、Azure)の利用やコンテナ化技術(例: Docker、Kubernetes)、自動化ツール(例: Ansible、Terraform)などを使用します。

また、モニタリングツール(例: Nagios、Prometheus)、ログ管理ツール(例: ELK Stack)、セキュリティツール(例: Firewall、Intrusion Detection System)なども重要なツールとなります。

エンジニアの適性

ここではエンジニアの適性について、それぞれのエンジニアの必要スキルと向いている人を解説していきます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンド②

必要なスキル

HTML、CSS、JavaScriptの基礎知識が必要です。

さらに、フロントエンドフレームワーク(Vue・React・Angular)や開発ツール(Webpack、Babelなど)の理解が重要です。

デザインの基礎知識やユーザビリティに対する感覚も役立ちます。

向いている人

WebサイトやアプリケーションのUI・UXに興味を持ち、とにかくコードを書きたいという人に向いています。

また、創造性があり、デザインと技術を組み合わせて開発できれば最適でしょう。

フロントエンドエンジニアの最初の一歩として、ProgateにてHTML、CSS、JavaScriptを学んでみるのがおすすめです。

バックエンドエンジニア

バックエンド②

必要な技術やスキル

サーバーサイド言語(Python、Java、Rubyなど)の知識が必要です。

また、Webフレームワーク(Django、Spring、Ruby on Railsなど)やデータベース(MySQL、PostgreSQLなど)の理解も重要です。

さらに、API設計やセキュリティの基礎知識も開発プロジェクトの中で必要になります。

向いている人

データやロジックに興味を持ち、とにかくコードを書きたいという人に向いています。

また、アプリケーションにおける裏側の処理に魅力を感じる人や、システム全体の設計や効率化に興味がある人に適しています。

なお、バックエンドエンジニアに必要な知識を身につけたい方はこちらの記事がおすすめです。

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モバイルアプリエンジニア

モバイルアプリ②

必要な技術やスキル

iOS(Swift、Objective-C)またはAndroid(Java、Kotlin)の開発言語に関する知識が必要です。

モバイルアプリケーションフレームワークや開発ツール(Xcode、Android Studio)の理解も重要です。

モバイルデバイスの特性やプラットフォームのガイドラインにも精通しておく必要があります。

向いている人

モバイルアプリのUI・UXに興味を持つ人や、モバイルテクノロジーの進化に関心がある人に向いています。

なお、最近はプログラミングスクールで定番のTechAcademyがiPhoneアプリコースAndroidアプリコースを用意しているので、効率的にiPhoneアプリ・Androidアプリの開発スキルを身につけたい方にはおすすめです。

インフラエンジニア

インフラ②

必要な技術やスキル

クラウドプラットフォーム(AWS・GCP・Azure)や仮想化・コンテナ化技術(Docker・Kubernetes)の知識が必要です。

ネットワーキングやセキュリティに関する基礎知識、自動化ツール(Ansible、Terraformなど)の理解も重要です。

向いている人

ネットワークやサーバーに興味があり、それらを操作したい人が向いています。

また、インフラストラクチャの設計やスケーリングに興味があったり、システムの安定性やセキュリティに対する意識が高かったりすると最適です。

そして、インフラエンジニアは転職を目指す際に、フロントエンド、バックエンド、モバイルアプリの3種類と違って資格が重要視されます。

なぜかというと、アプリケーションのような目に見えたポートフォリオを作ることができないため、資格によってスキルを判断されることが多いからです。

そのため、CCNAやAWSなどの資格を取得しつつ転職活動を進めていきましょう。

なお、CCNAのような資格を効率良く取得するためにはウズウズカレッジなどのインフラ分野特化のスクールを利用するのも有効です。

エンジニアキャリアを1つに絞る必要はない!

以上4種類のエンジニアについて解説してきましたが、
エンジニアキャリアを1つに絞る必要はありません。

例えば最初はフロントエンドから入ったけど、サービスの裏側の処理をいじりたくてバックエンド領域も担当する。

バックエンドで処理のロジックを書いていたが、ネットワークやシステム設計に興味を持ち、インフラエンジニアへ転向する。

このように複数の分野を担当したり、別の分野へ転向することはエンジニアにとっては割とあることです。

さらに、大きな組織ではなくスタートアップなどの少人数のチームであればフロントエンドからインフラまですべてを担当する(フルスタックエンジニア)ということも珍しくありません。(筆者も経験あり)

よって、興味を持ったものをフットワーク軽く学んでみることが大切です。

エンジニア転職への一歩を踏み出しましょう!


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