- Pythonで自動電話をかけるには?
- Twilioの使い方とは?
本記事ではこのような疑問を解決します。
Pythonで自動電話をかけたい時に便利なのがTwilioです。
Twilioは電話などのコミュニケーション手段をAPIによって実現するサービスです。
例えば、電話による通知機能を実装したい時などに最適でしょう。
そこで今回はPythonでTwilioを使って自動電話をかける方法を解説していきます。
本記事を読めば、10分程度で最初の自動電話をかけることができるでしょう!
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そもそもTwilioとは?
Twilioとは電話やSMS、ビデオ、チャットなどをWeb・モバイルアプリケーションに組み込むためのAPIを提供するサービスです。
Twilio自体はアメリカの会社で、日本ではKDDI社が独占販売をしています。
様々なコミュニケーション手段を簡単に実装できて、リソースの構築費や維持費も不要であるため、
スモールビジネスにも最適のサービスです。
①Twilioアカウントを作成する
まずはTwilioアカウントを作成しましょう。
Twilioアカウントにはトライアル(無料)版と有料版がありますが、
今回はすぐに始められるトライアル版を利用します。
○手順
・Twilio公式サイトにアクセスする
・「無料サインアップ」ボタンをクリックする
・メールアドレスなどを入力してトライアルアカウントを作成する
②Twilioで電話番号を取得する
次にTwilioで電話番号を取得します。
○手順
・Twilioアカウントのダッシュボードにアクセスする
・サイドバーの「電話番号」を選択する
・「番号を購入」をクリックする
・国に「Japan(+81)」が選択されていること、さらに「Voice」と「Fax」にチェックされていることを確認し、「Search」ボタンをクリックする
・購入する電話番号を選択し、「Buy」ボタンをクリックする
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③Twilioで発信先の電話番号を登録する
ここではTwilioに発信先の電話番号を登録します。
トライアル版ではTwilioにおいて検証・登録が行われた電話番号にしかかけることができません。
そのため、電話番号の検証・登録を行って、発信・着信をできるようにしていきます。
○手順
・サイドバーの「電話番号」を選択する
・「Add a new Caller ID」ボタンをクリックする
・検証・登録する発信先の電話番号を入力する
・「Verify number」ボタンをクリックする
④Pythonで処理を記述する
最後にPythonで処理を記述します。
コードを記述する前に必要なライブラリをインストールします。
$ pip install twilio
次にPythonコードを記述します。
from twilio.rest import Client
account_sid = '【ACCOUNT SID】'# ダッシュボードで確認する
auth_token = '【AUTH TOKEN】'# ダッシュボードで確認する
client = Client(account_sid, auth_token)
call = client.calls.create(
url='http://demo.twilio.com/docs/voice.xml',# サンプルの音声文
to='+8180△△△△××××',# 国コード(日本) + 下10桁 ※080-△△△△-××××の場合
from_='+1△△△□□□×××' #国コード(アメリカ) + すべて ※△△△-□□□-×××の場合
)
これで上記ファイルを実行することにより、Twilioを使った自動電話をかけることができます。
まとめ
以上がPythonでTwilioを使った自動電話をかける方法になります。
Twilioではトライアル版を利用することで簡単に自動電話を試すことができます。
なお、TwilioのAPIを用いた詳しい内容についてはこちらの公式ドキュメントをご参考ください。
Twilio公式ドキュメント