- LinuxサーバーへSSH接続する方法とは?
- EC2や各VPSなどへSSH接続する方法とは?
本記事ではこのような疑問を解決します。
ソフトウェアのインストールやデプロイ作業の際に必要になってくるのがSSH接続です。
SSH接続とはサーバーへアクセスしてPCから直接サーバ操作を行う接続方法のことです。
エンジニアの方やIT関連の方であれば必須の知識になります。
ではどのようにサーバーへSSH接続すれば良いのでしょうか。
そこで今回はEC2や各VPSなどのLinuxサーバーへSSH接続する方法を解説していきます。
※本記事では「SSHキーペアを発行してLinuxサーバーへアクセスする方法」(最も一般的な方法)を取り扱い、SSHキーペアの発行と秘密鍵のダウンロードは各サーバーの手順に従うものとします。
①SSHキーペアを発行する
まずはEC2や各VPSなどの管理画面において、SSHキーペアを発行します。
「SSHキーの管理」や「SSH Keyの追加」などの名称でメニューボタンやページリンクがあるはずです。
各サーバーの管理画面に従ってSSHキーペアの発行を行ってください。
②秘密鍵をダウンロードする
各サーバーの管理画面においてSSHキーペアの発行が完了したら、秘密鍵をダウンロードします。
通常、SSHキーペアの発行と同時に秘密鍵をダウンロードするボタン等が表示されるので、そのまま秘密鍵をダウンロードしましょう。
また、秘密鍵は「〇〇.pem」というpem形式のファイルでダウンロードされます。
この秘密鍵を誤って削除してしまうとSSH接続ができなくなるため、フォルダの場所等に注意して慎重に扱ってください。
③秘密鍵の管理権限を変更する
次にダウンロードした秘密鍵の管理権限を変更します。
秘密鍵はこのままだと、セキュリティ的に甘い状態であるため、パーミッションエラーが起きてしまいます。
そのため、chmodコマンドを使って秘密鍵の管理権限を変更していきましょう。
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
$ chmod 600 〇〇.pem
※引数のpemファイルは、そのpemファイルが存在するディレクトリへのパスを指定してください。
→例えばUsersディレクトリの中のKeyディレクトリにある場合は、「chmod 600 /Users/Key/〇〇.pem」となります。
④ターミナル等でサーバーへSSH接続する
ここまで完了したら、あとはターミナル等でサーバーへSSH接続するだけです。
ターミナル等で以下のコマンドを実行します。
$ ssh -i 〇〇.pem ユーザー名@ホスト名
ポートを指定する場合は以下の通りです。
$ ssh -i 〇〇.pem -p ポート番号 ユーザー名@ホスト名
説明コマンドだけだとわかりにくいので、下にいくつかコマンド例を載せておきます。
$ ssh -i User/Key/sample.pem kosuke@123.123.123.123
$ ssh -i User/Key/sample.pem kosuke@example.com
$ ssh -i User/Key/sample.pem -p 22 kosuke@example.com
まとめ
以上がLinuxサーバーへSSH接続する方法になります。
今回ご紹介した方法はEC2や各VPSなどのあらゆるサーバーへのSSH接続に応用できるため、覚えておきましょう。